自己管理に必要なスキルを紹介

自己管理する上で欠かせないスキルは「目標設定力・達成力」だ。背伸びし過ぎて失敗することなく、「今の自分」で継続できる・達成できる適切な目標を作ることで実達成しやすくなる。失敗は改善し、達成を積み重ねていくことで、より高い目標も設定しやすくなるのだ。

ただし、やりたいことが多すぎると、1つあたりに割ける時間は減っていく。まずは〆切や猶予の面で優先順位を決めることが大切だ。健康面の維持に重要な睡眠時間を確保しつつ、「仕事のタスク」「目標のタスク」を優先順位順にリスト化することで、生産性が高められるだろう。時間は有限なリソースであることを意識して、メモ帳や手帳へのスケジュール付けを始めてみると良い。

また、人間は身体が資本といわれているが、実際に健康やストレス状態はその人のパフォーマンスや後述する「感情・モチベーション管理」にも影響を及ぼしかねない。睡眠と運動、食事に意識を向けて、「毎日どれくらい寝ているのか、運動しているか、何を食べているか」を可視化していくことも重要だ。

さらに感情の管理において、特に重要なのが、怒りや悲しみといった「激しい感情」の管理だ。怒鳴らないと怒りを発散できない、ずっと慰めて貰わないと立ち直れない状態に居つづけることは、自己管理においてもマイナスな状態といえる。意識的に切り替えて落ち着いたり、自分自身でメンタルの調整を行ったり、アンガーマネジメントを学ぶことで、感情やモチベーションの管理をしやすくなるかもしれない。